年末年始の脳内は忙しかった

 

 

年末年始に少し積読を消化できたので、感想を。

書いておかないと忘れてしまうので。。。

 

まずはワンダー

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映画は飛行機の中で観たから内容は知ってた。

その後Netflixで5回は見た。

生まれつき顔に異常がある男の子が初めて学校へ通う話。

本は一人称で書かれていて、登場人物ごとに章が分かれている。

大体すごく泣ける映画って過剰に演出されて原作が地味だな、なんて思うことがあるけれど、本読んで泣いた。というか、そのままだった。

シナリオブック読んでドラマを思い出す勢いだった。

私もオギーのことが大好きだ!!!

 

 

そして、その続きの

もうひとつのワンダー

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一作目がとても売れてアメリカではいじめ撲滅運動みたいなことが起こったらしい(よくわからんが)その中でもいじめっ子のジュリアンが許せない!と叫ぶひとたちがいてまあまな騒ぎになったらしい(よくわからんけど)

作者はその運動のことをあまりよく思っていなくて、「いじめは許されることではないけれど、ジュリアンにも事情が〜」ウンタラカンタラで描かれた二作目。

短編三つで一冊になっている。

 

特にジュリアンのところは繊細な息子を持つ私としては、読み進めるのがとにかく怖かった。

恐怖からくる嫌悪って大人もあると思う。

なんだか分からなくて、怖い感じ。

全然挨拶してくれなくて、仕事も何やってんのか分からない隣のおじさんが怖いとか。

隣のおじさんならテキトーにしておけばいいけれど、学校はそうもいかない。

親が気付ければいいけれど、親が繊細なタイプじゃないときついよね。とりあえず我が子を守るために距離を取ることくらいしかできないかと。。。(ジュリアンママはやりすぎだけど)

 

あと、シャーロットの話も素敵だったな。私にはひとつもあんなエピソードがない。

 

 

 

 

 

三つ目はジョングリシャム「グレートギャッツビー」を追え

 

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ジョングリシャムを知らなかった私。

最近やっっっっっっっと海外の小説も読めるようになって(登場人物の名前でつまづいていた)、おすすめされた作家。

本作は弁護士ものばっかり書いてるグリシャムが始めた新しいシリーズで、弁護士はちらりとしか出てこない平和な話。

最初の勢いと途中の穏やかさと最後の爽やかさとなんて平和な小説なんだ、いいな〜これ〜

と思い読み始めた四冊目!

 

「狙われた楽園」

 

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全然話のスピードが違うからびっくりした。

そして鮮やかなお話でした。

一作目に登場したブルースが嵐の中に起こった殺人事件を追う話。

前作を読まなくても分かるけれど、人物像がはっきりするので読んだ方がいいと思います。

構成以上に人物像を他人に語らせるのがうまいな、と思いました。

私もブルースと寝たいヨ。

 

前作は子供向けに書いた気がしてます。子どもというか、生徒というか。

作家を志す人に対して、説明している節があるような....

このシリーズって続くのかな?

作家が集まる島ってサイコーの島だよね、本好きからしたら。

 

最後はノースライト 横山秀夫

 

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建築士の吉野の自信作(家)に誰も入居していないことがわかり、その謎を解くお話。

話の途中に出てくるタウトのことを知らないと厳しいかもしれない。

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いや、でもそうするとネタバレになるのか。。。?

建築物を見て美しい、とかあの作家のイスが好き、とかある人ならば美しいミステリーを楽しめると思う。東京生まれヒップホップ育ちな私には美しい世界が見えなくて豪雪地帯の寂しい椅子のことを考えるだけになってしまった。

 

 

 

 

 

 

他にも少しあったけどそれはまたまとめて書くぞ。